お知らせ

2017.11.13

高齢の親を持つ方、考えるきっかけに

遺品整理のISEI(イセイ)工藤です。

 

物であふれている実家、

高齢の親がどこかにぶつかったり、つまずいたりして転んでケガでもしたら大変と、

物を減らし、生活スペースを広げるべく

生前から片付けておこうと思い、いざ実家へ

作業を始めても、物の量に圧倒されているかも知れません。

タンスの中は『お母さんもう10年以上は着ていないでしょう。』

と言った洋服がたくさん入っていたり

タンスの上には何が入っているか解らない箱の山であったり

この奥には何があるの?

『どうして使いもしない物がこんなに。』と思うかもしれません。

使わないなら捨てればいいのに、何でも取っておいてと、子供としては思うとこともあります。

親は、物を大切にしなさいとしつけを受けて来た世代で、もったいないと感じているので仕方がないのです。

 

 

同じ部屋の状況でも、親が亡くなり、実家を片付ける(遺品整理)ことになると、

感情が全くかわることになります。

生きていた時は『10年以上前の服なんて、着ないのだから捨てればいいのに。』

と感じていたことが

亡くなったら『この服は母の誕生日に一緒に選んで、私がプレゼントした服…。』

思い出や想いがあふれて、感情が変わります。

 

親が生きていた時には、捨てればいいのにと思っていた物が、

遺品になると思い出の詰まった品に変わります。

 

私共は、お客様からお話を聞くことが多くあり

「両親が愛用されていた品々や両親との思い出が詰まった品を手にすると、思い出に浸ってしまい作業を進められない。」

「遺品の片付けをしていると親が亡くなったといつ事実を感じ、心が乱れてしまいどうしょうもない。」

「一緒に暮らしていた頃を思い出して、手がつけられず捨てる判断がつかない。」

こういった想いや感情から、向き合うことをさけたく

実家の片付けが出来ないままにしていた方も多くいらっしゃいました。

 

放置しないで、準備出来ることはないか

考えるきっかけになればと、少しずつ紹介して行ければと思います。